日本開催4度目。World Marketing Summit「マーケティングでより良い世界に」の背景を考える
2014年から3年続いたマーティングサミットジャパン。マーケティングの父、コトラー教授が発起人となったこの国際会議は今年日本で4回目の開催となります。
今年も弊社は協力会社としてお手伝いさせていただきましたが、今日はあえて、コトラー教授が2013年12月3日の日経新聞「私の履歴書」で述べられていることをご紹介したいと思います。なぜなら、IoTやAI、ロボットが注目されている昨今だからこそ大事だと思う考えだからです。
ここで教授は古典で哲学者のプラトンやアリストテレス、マキャベリなどの思想に触れ思索することの楽しさと大切さを説かれています。「今日の学生の多くが起業やイノベーション、技術に興味があっても優れた思想にあまり関心がないように見えるのが残念だ。過去の偉大な思想を知ることは世の中を変える源泉になり、若者には必要な栄養素のはずだから」と。
コトラー教授は学生時代にこれらの古典に触れ、生涯のテーマとなる「より良き社会を築く」ことへ興味を持たれたそうです。
確かに世の中は、物質的には便利にはなりました。しかし、反面失ったものも多いのも事実。だからこそ、古典の哲学に触れることは重要ではないでしょうか?
80歳を超えられた今も世界中を飛び回りそのライフワークを追及されている姿勢と気さくなお人柄には、いつお会いしても驚かされると同時に尊敬の念に堪えません。
今年もワールドマーケティングサミットが楽しみです。
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